- NFTコレクションの価値は何を基準に判断する?
- NFTを売買する適切なタイミングの調べ方
- ガス代を節約したい!
OpenSeaでNFTを見ても、それが市場でどのくらい評価されているのか、過去どのように取引されてきたのかを知るのは難しいです。
そこで今回は、
- NFTの市場価値分析に役立つツール2つ
- 売買タイミング判断のための投資ツール2つ
- NFTのレア度チェックツール2つ
- ガス代節約に役立つツール2つ
合わせて8つの便利ツールをご紹介。全て無料で使えます。
ぼくが実際にどう使っているのかも書いているので、この記事でNFT投資の効率が上がること間違いなしです。
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長期的に成長するNFTコレクションを探すのに役立つツール2選
NFTを買うなら、価値が上がり続けるコレクションを選びたいですよね。そんな将来有望なNFTを見つけるのに役立つツールを2つ紹介します。
- NFTMarketCap:時価総額ランキングで人気NFTを見つける
- NFTGO:大物投資家や長期で投資している人が多いかをチェック
上記それぞれのツールの使い方を解説します。
ただツールで得られる情報は参考程度。NFTの価値はコミュニティの活性度・運営のマーケティング力で決まるので、DiscordやTwitterでの情報収集は必須です。
NFTMarketCap:時価総額ランキングで人気NFTを見つける
NFTMarketCapはNFTプロジェクトの時価総額ランキングサイトです(表示されるのは日本のNFTコレクションのみ)。
OpenSeaにもランキングはありますが、時価総額ではなく24時間の取引高で順位が決まります。
つまりOpenSeaのランキングはコレクションそのものの価値ではなく、一瞬でも取引が盛り上がれば上位に食い込めるというものです。
なので買うNFTを決めるときは、NFTMarketCapで上位にランクインしているものから選ぶのがオススメ。
NFTMarketCapでは、各コレクションがどれくらい稼いでいるのかもわかります。
たとえば↑の国内トップNFT「CryptoNinja Partners(通称CNP)」の月間収益は75.51ETH(約1,500万円)。
運営にちゃんと売上が入っているNFTコレクションなら、今後もプロモーションや開発にお金をかけて成長し続けることが期待できます。
NFTGO:大物投資家や長期で投資している人が多いかをチェック
NFTMarketCapで良さげなNFTを見つけたら、NFTGOでそのコレクションに大物投資家(いわゆるクジラ)や長期ホルダーがいるかを調べましょう。
NFTGOを開いたら、トップページで調べたいNFTコレクションを検索。ここでもCryptoNinja Partners(CNP)を見てみます。
CNPの個別ページが開くので「Holder」をクリック。
Holder Trendsではホルダー・クジラ・ブルーチップホルダー数の推移が見られます。
CNPのホルダー数は少しずつ増えていることがわかります。
またHolding Period Trendsで確認できるのは、保有期間ごとのホルダー数推移です。
CNPを30日以上保有する長期投資家は少しずつ増え、30日未満の人は減少傾向ですね。
そして「Holder」の2個左隣「Market」タブから見られるFloor Depthでは、どの価格でリスト(売りに出)している人が多いのかがわかります。
CNPは0.5・0.6・0.9・1ETHでリストしている人が多いです。
NFTGOを使い、コレクションを長期で応援する人が増えているかを確認しましょう。
NFTの売買タイミング決定に便利なツール2選
NFT取引をするなら、できるだけ安く買って高く売りたいもの。NFTの売買タイミングを決めるのに便利なツールを2つ紹介します。
- NFT Scoring:リスト(売りに出されている)数や売買履歴をチャート表示
- NFT With:自分が決めたフロア価格以下になったらスマホ通知
順に解説します。
NFT Scoring:リスト(売りに出されている)数や売買履歴をチャート表示
NFT Scoringは株式チャートツールのようにNFTの価値を分析できるWebサイトです。ぼくはNFT Scoringを使ってNFT売買のタイミングを決めています。
NFT ScoringでもCNPを見てみましょう。まずはトップページで調べたいNFTを検索。
さまざまな分析情報が表示されますが、ぼくが見るのは
- Assets for sale
- 取引チャート
の2つです。
Assets for saleではNFTのリスト(売りに出されている)数の推移が確認できます。
リスト数の減少 = 売りたい人が減っている、ということなので将来価格が上がるかもと考えます。逆にリスト数が増えていれば、売りたい人が増加中ということですね。
そして取引チャートを見て最終的な売買タイミングを決めます。
たとえば↑のCNPのチャートなら、
- 抵抗線を越えたら上昇トレンドになるから買い
- 抵抗線を越えられなければ支持線の0.28ETH付近まで下がるだろうから売り
- 0.28ETH付近でちょこちょこ買う
みたいな戦略を立てます。
NFT With:自分が決めたフロア価格以下になったらスマホ通知
NFT WithはNFTコレクションのフロア価格が設定した値以下になると通知してくれるスマホアプリです。
ほしいNFTはNFT Withで通知設定をしておけば、買い時を逃しません。
NFTのレア度を調べるツール2選
NFTは描かれているパーツの希少性でレア度が決まります。パーツの詳細はNFTのOpenSeaページのPropertiesで確認可能。
たとえば↑のCNPは、コレクション全体で0.32%(71体)しか持たないJapanese Rat Style(ネズミ柄)というパーツを持っています。
より希少なパーツが多いほどレア度が高いというわけです。
↓のように同じくらいの価格で買えるNFTがたくさんあるときは、ぼくはよりレア度が高いものを選びます。
レア度を調べるのに役立つのがこれから紹介する2つのツールです。
上記ツールはどちらも機能は同じなので、好きな方を使えばOK。
2つ紹介する理由は、NFTコレクションによってTrait Sniperではレア度が調べられるけどRarity Sniperでは調べられない、みたいなことがあるからです。
Trait Sniper
Trait SniperでCNPのレア度を見てみましょう。他ツールと同じようにトップページでCNPを検索します。
デフォルトではレア度が高い(Rankが低い)順に並んでいるので「Price」をクリックして価格が低い順に並べます。
「Lowest First」を選び、「Apply」をクリック。
同じ0.44ETHの価格の中では、「00347」のCNPがRankが3,525位でレア度が高いとわかりますね。
Rarity Sniper
Rarity SniperもTrait Sniperと使い方は同じで、
- NFTを検索
- 価格が低い順に並べる
をすれば同価格でよりレア度が高いNFTを見つけられます。
ガス代(手数料)の節約に役立つツール2選
NFTを買うときに気になるのがガス代(ブロックチェーンを処理するのに支払う手数料)です。ガス代は数百円、ネットワークが混んでいるときは数千円にもなります。
そんなガス代の節約に役立つツールを2つ紹介。
上記2ツールの使い方を説明します。
GasNow:ガス代が安いタイミングを調べる
GasNowは過去1週間の30分ごとのガス代平均価格を色分けしたチャート↑で可視化するツール(表示は日本時間)。色が赤いほどガス代が高く、白いほど安いことを意味します。
このチャートを見ればガス代が安くなる時間帯を予測できます。
画面上部には現在時点のガス代(速度はFastのもの)も表示されています。
Gem:NFTまとめ買い時のガス代を節約
複数枚のNFTを買うときはGemがオススメ。OpenSea上でもまとめ買いはできますが、Gemならガス代を最大40%節約(と公式サイトに書いてあります)。
使い方はカンタン。画面右上のConnect WalletでMetaMaskをつないだら、買いたいNFTコレクションを検索します。
買いたいNFTをクリックしてカートに入れ「Buy Now」を押して処理を進めればまとめ買い完了です。
NFT投資に役立つ無料ツール8選まとめ
今回紹介したNFT投資に役立つ8つの無料ツールをまとめます。
- NFTMarketCap:時価総額ランキングで人気NFTを見つける
- NFTGO:大物投資家や長期で投資している人が多いかをチェック
- NFT Scoring:リスト(売りに出されている)数や売買履歴をチャート表示
- NFT With:自分が決めたフロア価格以下になったらスマホ通知
- Trait Sniper、Rarity Sniper:NFTのレア度調査ツール
- GasNow:ガス代が安いタイミングを調べる
- Gem:NFTまとめ買い時のガス代を節約
↑のツールを使えばNFT投資の成功率はグンと上がります。ですがいくらNFT投資で利益を出しても、ハッキングで資産を盗まれれば苦労は水の泡。
MetaMaskは自分でちゃんと管理しないと、カンタンに詐欺やハッキングでNFT・仮想通貨(暗号資産)を奪われます。
以下の記事で主なスキャム事例と対策を解説しています。自分の資産を守るための防御策もぜひ知っておいてください。